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シングルマザーでも自分の好きな人生諦めない!

【書評】貧しいシングルマザーでも夢を叶えたジーナ・ミジュカのサクセスストーリー

今回読んでみたのは重病の息子を持つアメリカのシングルマザーが、全財産6ドルの超貧困生活の中で大好きなお茶に没頭することで、最高のお茶ブランドを築き上げるという著者の実体験ストーリー!

 

ジーナ・ミジュカ著釘宮律子訳『「夢をかなえる」自分になる』(2015)大和書房

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ジーナ・ミジュカ著釘宮律子訳『「夢をかなえる」自分になる』(2015)大和書房

 

私がこの本を手に取った理由は、いつか本を書きたいなぁと思っていて、シングルマザーが書いている本を読んでみたくて、検索してこの本を見つけました。

ぱっとタイトルとキャッチコピーに惹かれ、決め手は表紙が可愛い!ということで楽天でポチりました。

 

ただ面白い、感動、だけでなく、夢をかなえるために必要なマインドを学ぶことができ、どん底で頑張る彼女を見て勇気がわきます。章の途中途中で、“インスピレーション”としてお茶の知識の紹介、“エクササイズ”として夢をかなえるためのマインドの持ち方などがまとめてあり、絶妙なタイミングでぴったりの偉人の言葉が紹介され、盛りだくさんです。

 日本人とは違う価値観、感覚、表現方法なので、個人的にはそれがスッと入ってきにくく、なかなか読み進められませんでしたが、小説や物語が好きな方にはとてもオススメだと思いました。

「夢をかなえる」とありますが、日本でよくある自己啓発本とは少しタイプの違う物語風の本でした。筆者のジーナ・ミジュカはもともと物書きだったということもあり、表現や文脈がフィクションの物語を読んでいるような感覚になり、また、翻訳の独特の“洋書”“洋画”感が英語で物語を呼んでいるような感覚になります。

 

この本で印象に残ったフレーズを少しだけご紹介します。

 

 

 “誰かに力を貸してもらうということは、その相手への贈り物にもなる。”

 

そしてプライドにしがみつくことの代償は、プライドを捨てることの代償よりはるかに大きい。”

ジーナの人生を変えた第一歩は、まず、迷惑をかけることを恐れずに人に頼ることでした。

重病の子どもをかかえ一人で食べるものもなく家賃も払えず、想像をはるかに超える不安と恐怖の中で、極度の空腹で母乳も出なくなったとき、震えながら隣人に助けを求めたことが、彼女の扉を開きました。

 

私は彼女ほどひっ迫していたわけではありませんし、息子も何一つ問題なく健康そのものでした。でも元旦那は帰ってこず、一人で新生児を抱えて寂しくて不安で、お金もなくて家賃の催促もきていました。

私も友人の力をかり、買い物に行ってもらったり、時々遊びに来てもらったり、本当に助かっていました。恥ずかしがらずに、迷惑をかけることを恐れずに、助けを求めることは、自分も相手も助けることになるということを身をもって感じました。

私は友人たちに何も与えることは出来ていませんでしたが、友人たちは何度も何度も連絡をくれ、何度も何度も来てくれました。いつか絶対に恩返しをしたいです。

 

彼女の情熱とエネルギー、信念の強さは、なかなかまねできるものではないと思います。でも誰しも自分の大好きなものを見つけることができれば、ジーナのような、一見絶望的でどうにもならないような状況の中からも這い上がることが出来るんだなと思いました。

 

“自分の外側にあるもので、内面を健やかにすることはできないよ。”

 

他人からほめてもらうことや認めてもらうことを期待していては、期待通りの反応を得られなかったときに、とても落ち込んでしまう。

他の自己啓発本でも時々見かけるフレーズですね。

でもそれくらい、自分が好きなことを自分を信じてやることが大切なんだと思います。道思われるかではなく、自分がどう感じるかを大切にしたいと思います。

ジーナも父親に驚いてほしくて、ほめてほしくて業績を報告しても思うような反応が得られず、落胆し、怒りがわいてきて、せっかく夢を達成したのに全くそんな感じがせず悲しい思いをしていました。

潜在的に人に認められたいという意識はどうしてもあるので難しいですよね。自分が本当に好きなものを見つけることもできないのに。

そこでの“エクササイズ”は自分の好きなことや特徴、習慣や癖など、じっくり向き合って自分で自分を見ていると意識してあげること、そして周りの人のことも「見て」あげて、見ていることを伝えてあげることが書かれています。

 

ビジネスでの大成功や大転落、息子の病気や手術と向き合う気持ちなど、心温まり勇気が出る本です。

ビジネス書の感覚ではなく、物語感覚で読んでみてください!

 

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「夢をかなえる」自分になる

「夢をかなえる」自分になる

 

 

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“自分の夢を他人に共感してもらう必要はない”女性が強く、自分らしく生きるために、本当の自分を隠さず認めよう!

私はオーストラリアで生活してる中で、女性の「魅力」や「おしゃれ」などに関して、日本とは全然違うなぁと感じていました。

 

日本は“ゆるっと”したファッションやオーバーサイズの服が人気で体のラインを出したがらないですが、オーストラリアではぴったりラインが出る服や肌を見せるドレスなどが人気でした。

「何でそんなだぼっとしたのを着るの?」とか、痩せなきゃ~と言うと「あなたは自分の魅力をわかってない」とか言われたこともあります。

 

本当の自分を隠して取り繕いたがる日本人と、自分の良さを受け入れ活かそうとする欧米人の国民性の違いがファッションにも現れているようですね。

 

オーストラリアで出会う人たちは国籍・性別・職業・体型などによらず、自分に自信を持ってとても明るく生きていました。

日本人は職業・年収・顔・体型・世間体など、いろんなことを気にしながら、必死に「理想の姿」を追い求めているように見えました。

そして私にはオーストラリアの人々が、とても魅力的で私もそんな風に生きようと思いました。

そんなときに出会ったのがこちらの本

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エリカ『ニューヨークの女性の「自分を信じて輝く」方法』(2015)大和書房

エリカ『ニューヨークの女性の「自分を信じて輝く」方法』(2015)大和書房

 

国は違いますが、とても共感できました。

そして私が感じていた内容がより具体的に文章化されていたため感動したことを覚えています。

 

日本の窮屈な社会に疑問を抱いている人や海外に興味がある方、魅力的に生きたい女性には是非読んでいただきたい一冊です!

 

 

著者と概要

著者のエリカさんは日系、外資系企業にてビジネスの土台を築き、ボストンに留学された後2003年単身でNYへ渡られ、ファッションコンサルタントのパートナーとして、ファッションと経営の仕事に関わってこられました。2010年にはNYで[Erica in Style, Inc.]を設立して新機能レッグウェアを開発し、日米にて意匠権3つを取得。日本では一人で高島屋との商談を成立させ、高島屋セレクトショップ[STYLE&EDIT]を全国6店舗にて取り扱っていらっしゃいます。(2014年時点)その経験を活かし、ファッションのみならずビジネスコンサルタントとしても活躍中されている方です。

 

本の中では「他人と比べず、自分を信じて、自分らしく生きること」「強く美しい女性として生きること」が人生において大切だ!ということに基づいて、ご自身や友人が体験されたことや偉人の言葉と照らし合わせながら、具体的な強く幸せに生きる方法が書かれています。

日本社会だけで生きてきた人は、ニューヨークの人々の価値観に触れ、考えや価値観が変わるかもしれません。

結構話題になったので海外に憧れている人はすでに読まれている人も多いかもしれませんが、まだの方は読んでモチベーションがあがること間違いなし!ですので、是非読まれてください。

 

“自分は不幸だと感じたら、当たり前の幸せを書き出してみて。”

 

NYなど多文化が共存する国に行くと、全く異なる文化に触れ、まず日常の平和と幸せを実感することとなります。

発展途上国で暮らす貧しい人たちに比べれば自分たちは幸せ」なんて聞き飽きた言葉で、別に心にも響かない、という人も多いかもしれません。

知ってると思っている人でも、実際に戦争や貧困の中で暮らす人々の暮らしを見たり、本人たちから話を聞くと想像を絶する生活に今まで何も知らなかったのだと痛感することになります。

ここでいきなり他人と比べてもしょうがないですが、まず自分たちが恵まれた国に生まれていることを知ることは第一ステップかもしれません。

 

“自分の夢を他人に共感してもらう必要はない”

 

日本とアメリカの「夢」の捉え方は大きく異なり、日本では「そんな夢みたいなこといってないで・・・」というように、夢は叶わないもの、儚いものというネガティブで暗い意味で使われていることも多いですが、アメリカでは夢は叶えるもの、実現させるもの、という非常にポジティブで前向きな捉え方をするのだそう。

“自分の夢は自分のためのものであり、他人にとってはどうでもよい「儚い」ものなのです。だから、「儚い」という漢字は「人」に「夢」と書くのですね。”

 

私は「儚い」は「人(人間)の夢は叶わない」から儚い、つまり夢は叶わないもの、という意味だと思っていました。でも正確には「他人の夢はどうにもできない・関係ない」ということなのですね!少し勇気付けられました。

人の夢には口出しをせず、また、自分の夢には誰がなんと言おうと信じて進めばいいのですね。

 

“スケジュール帳を真っ白にする日を作る”

 

毎日仕事に追われ、約束ごとに追われ、人付き合いに追われ、忙しく過ごすことは充実しているようですが、何にも縛られず何もしない贅沢を味わう日も必要です。

文中にも“縛られない時間を有意義に使うこと”が人生を楽しみつくすということだとも書かれています。

やりたくもない仕事に忙殺されている他人はもちろん、自分の好きな仕事を充実して行っている人でも、時々一人でゆっくり自分に向き合って、自分に尽くしてあげる時間が必要なのかもしれませんね。

 

“「負けたくない人」よりも「越えたい人」をもつ”

 

負けたくない人がいると、劣等感を感じ心をかき乱されますが、越えたい人がいるとお互いを高めながら自己成長できます。

似ているようで異なる存在ですよね。仮に今「負けたくない人」がいる人は、その人が「超えたい人」になりうるかどうか考えてみて、できればそちらにシフトするといいですね。「越えたい人」と転換することが出来たなら、今までよりも気持ちよくその人と接することが出来るようになり、ストレスも減って前向きにその人を目指していけます。

ちなみに私にはまだどちらもいません。まずは目標にすべき人、一緒に頑張る同士がほしいものです。

 

“幸せになるための第一歩は、本当の自分を受け入れ、自分が自分の最大の理解者になり、自分を大好きになることです。”

 

これは別の本でも書かれていました。自分以外に自分を本当に幸せにして上げられる人はいないのです。たとえ相手が大きな愛情をくれたとしても、それを幸せと感じる器がなければ幸せにはなれませんしね。

まず自分を受け入れ、自分自身が本当にやりたいことや好きなことを見つけ、それに向かって全力で取り組むことを応援してあげたいと思います。

そして“信念と地図を持ちながら柔軟に生きる”ようにしようと思います。

目的地を決めてしまえば、道に迷ってしまっても、近道が出来なくて遠回りになっても、一旦休んでしまっても時間がかかっても、ただ、そこに向かって進むだけです。

 

“人生に「こんなふうに生きなければならない」という決まりなど存在しません。人生は「自分らしく生きる」ものなのです。”

 

本当にそう。そうなんですよね。なんか当たり前に優等生をやってきたし、決められたタイミングでよくわからないまま進学して、就職して。それから外れると世間の目が気になったり就職しにくくなったり、なんとなく生き辛くなったり。

そういうところは本当に日本の悪しき風潮だと思います。

日本には日本のよさもありますが、早く多文化社会になって改善されていくことを説に祈ります。

 

それを待つだけでなく、多くの人がそれに気づき、気持ちからでも変えていきたいですね。

 

今回はメンタル的なことばかりでファッションに関することは取り上げなかったのですが、女性ならではのファッションや恋愛に関することも参考になりますので、興味を持っていただいた方は是非読んでみてください。

 

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ニューヨークの女性の「自分を信じて輝く」方法

ニューヨークの女性の「自分を信じて輝く」方法

  • 作者:エリカ
  • 発売日: 2014/12/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

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人生の目的を見つけたい自分探し中の方へ。“最大の不幸は、「変えられるものを変えずに、変えられないものを変えたがる」こと”

私はずっと海外の生活に憧れていて大学3年生のときにワーキングホリデーでオーストラリアに行きました。

それまでずっと優等生で生きてきたのですが、海外でいろんな人に会っていろんな経験をして、自分も自分らしく生きたいと思うようになりました。

 

そしていろんな本を読むようになって、この“人生の目的”というシンプルかつストレートなタイトルの本に出会い、「ああ、これだ。こういう本に出会いたかったんだ。」と思いました。

 

優等生でいるのに疲れた、やりたいこと見つけたい、毎日やりがいのない仕事に追われていつまでこんな生活が続くんだろう、いつになったら余裕が出来るんだろう、と思いながら過ごしている方に、読んでいただきたいです。

 

それがこちら、

本田健『人生の目的 自分の探し方、見つけ方』(2014)大和書房

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本田健『人生の目的 自分の探し方、見つけ方』(2014)大和書房

 

 著者と概要

著者は前回ご紹介した『ユダヤ人大富豪の教え』と同じ本田健さんです。繰り返しになりますが本田健さんは「お金の専門家」として経営コンサルティング会社、会計事務所、ベンチャーキャピタル会社など複数の会社を経営されており、自己啓発本作家として大成功されている方です。

 

前回後紹介した『ユダヤ人大富豪の教え』は本田さんの師であるゲラー氏の言葉が中心でしたが、今回の本は本田さんの言葉で書かれています。

ユダヤ人大富豪の教え』はどちらかというとお金持ちになりたい人や成功したい人向けともいえる本で、「私には出来ない」と思えるようなことも多かったです。

一方今回の『人生の目的』は、私たちが「今ある場所でいかに幸せを感じながら生きるか」も学べる本で、さらに挑戦したい人の背中も押してくれる、一般の私たち向けの本だと思いました。

 

志が高いわけでもないネガティブな人たちにはなかなか響かないのでしょうが、そういう人が素直な気持ちで読むことが出来たなら、絶対にその人の人生にいい影響を与えてくれると思います。

 

では早速印象に残った言葉や価値観のご紹介をしていきます。

 

“毎日を楽しく生きるには、たくさんのお金も、すごい才能もいりません。”

 

当たり前といえば当たり前のことです。でも大人になると、「そんなこと言われても働かないとお金が入ってこないし、お金がないと好きなことが出来ない」と思って諦めてしまうことも多いですよね。もちろんお金がないとできないこともたくさんありますが、まずは“自分のやりたいことをはっきりさせ、自分のいまの生き方を変える勇気をもつことが、その最初のステップと言えるでしょう。”ということです。

そういわれればなんだか大きなことに聞こえますがきっと小さなことで良くて

私だったら例えば、

大好きな服しか着ない・買わない

休日は素敵な公園でバリスタが入れたコーヒーを飲みながら本を読む

とかそういうことから始めてみようと思います。

大きく言えば、それをオーストラリアのメルボルンで、友人と家族と囲まれてそんな生活をしたいです。

 

“ごく普通の毎日に、意味を見出せるかどうか”で毎日の生活の幸せ度が変わる

 

例えば家事ひとつとっても「どうして私ばかりが家のことをしなければならないのか」と不満に思いながらするのと、「愛する家族のためにサポートできる幸せ」を感じながらするのとでは幸せ度は全く違うということが書いてあります。

 

これを素直に「ああそうか、家族の支えに慣れていて幸せだったんだ。」と飲み込める人は幸せに気づけてよかったです。

でもこの「家事」の例に関しては「いやいや、そんな風には考えられない!!夫も一緒にやるべきでしょ!!」と私は思ってしまいました。(笑)それを「我慢、我慢!私は幸せなんだ」と一生懸命言い聞かせるのは、ある意味逃げだと思います。勇気を持って現状を打破するために考え、行動するべきです。

家事以外にも気づいていない幸せを見つけようとすることは大事だと思います。

 

“「苦しいこと」を引き寄せてしまうのは、知らずしらずに、苦しいことが人生だと信じてしまっているからなのです。”

 

確かに、出来事に対して自分がどう捕らえるかでもあるので、何か嫌なことがあったら「あ、また苦しいことが起こった。」とか「人生こんなもの」とか思ってしまいますもんね。

ここでは“意識を向けたものが手に入る”ことが書かれており、「人生は楽しいことの連続」と考える人には楽しいことに目がいくので、楽しいことがいっぱい起きるのです!

 

「お金を大事にしているのにお金が全く回ってこない」という人は「お金がなくても頑張る自分」を大事にしていたり、「ダメな男性にばかり惹かれてしまう」という人は「ダメな男性のために頑張る自分」が好きだったりするのだそうです。

 

確かにそうかもしれない。私も「節約を頑張る自分」とか「貧しくても夢を諦めない自分」を大切にしていたので、「人生はどんどん夢を叶えていくもの」という風に考えて「夢を叶える自分」を大事にしようと思います!

 

“ほとんどの人はあまり深く考えないで生きています。”

 

“なんとなく学校に行って、就職して、結婚するのが人生だと思っています。”のフレーズ、から始まり、私も大きくうなずきました。ただ、「深く考えないで生きるのはもったいない」ということかと思いきや、意外にも“「人生には意味があるようで意味がない」と考えてみるのも、一つです。”と話が進んでいったことに驚きました。

あまりにも人生に意味を持たせようとすると、意味を見つけられない間苦しむことになるし、人間も多くの生き物と同じように、ただ繁殖して死んでいく生き物なので、自分自身が「これは意味がある」と思えることをして過ごせばいいということです。

 

この考え方には少しがっかりしたような、でもどこかほっとしたような、不思議な気持ちになりました。私はずっと自分のやりたいことや夢を探してそれに向かって頑張りたいと思っていたのですが、実際はよくわからず、「きっとこれだ!、、よね?」とか思いながら過ごしているのが本音です。

大きく考えすぎず、無理やり頑張らず、今の自分の気持ちや充実感に集中すればいいのかもしれませんね。

 

“ストレスがないときは一生やってこない”

 

例えば10代のころは将来どういう風に生きようか迷い、20代では自分の仕事はこれでいいんだろうかと悩み、30代では結婚や出産、人間関係で悩み、40,50代でも同じような悩みが続き、60代になると自分自身の病気や両親の介護、そして自分の老後、や子どもの将来など、原因は変わっても悩みは一生続くことが書かれています。

だからいつか楽になる、幸せになると期待せずに、ストレスがあってもそのときそのときの幸せを感じながら、うまく付き合っていきたくことが大切だということです。

 

そして期待をするから挫折が起きるので、“小学生のうちに「人生では一年に何回かはイヤなことが起き、数年に一回ぐらいは、もうダメだという気持ちになるよ」ということを学校で教えてもらいたいものです。”と書かれており、私は子どもにこんな風に教えてあげようと思いました。

夢と希望だけ持たせて社会に出て絶望するより、社会の厳しさも教えた上で自分の好きなことを追求することを進めたいと思います!

 

“あなたには、自分自身を喜ばせる責任があります。”

 

私もこれはよく感じていて、自分だけは自分のことを一番愛してあげたいと思っています。どんなことがあっても自分を嫌わず、自分が嫌いになりそうなことはしないようにしています。

そしてこの本にも似たようなことが書いてありますが、人は期待するだけの愛情をくれるとは限りません。たとえ親でもパートナーでも子どもでもです。

 

私も学生時代に進路のことで悩んだとき、親は自分のことを大切に思ってくれているだろうから、一緒に考えてくれるだろう、真剣に考えてくれるだろう、と思って相談しても、親も親で自分たちのことで忙しいですし、他人事のように答えられてショックを受けたことをすごく覚えています。私の場合は4人兄弟の一番上でしたし、「この子はしっかりしてる」と思われていたから余計にそうだったんだと思います。

パートナーも向かっている方向が違えば寂しい思いをしますし、関係が崩れれば急に他人に戻ってしまいます。パートナーが優しくしてくれることを期待しても、期待通りに行かずにがっかりしてしまうこともあります。

それで幻滅するよりは、そういうものだと思って自分で自分を喜ばせることをたくさんしてあげるのがいいと私は信じています。

 

“「自分のために生きる」と考えると、自分が利己的に感じてしまう人のほうが多いのではないでしょうか。”

 

遠慮せず自分の望む人生を生きよう、人の望みではなく自分の望みどおりに生きましょう、と書いてありますが、「家族に不安を感じさせてまで、やりたいことじゃないかも」とか、両親・友達・世間・同僚・子どもたちなどいろんな人の目が気になって遠慮してしまうことは多いものです。“親の言いなりになったり、社会の価値観に沿って、「就職しなければならない」「お金を稼がなければならない」「家族をもって養わなければならない」と考えたりして、いつのまにか自分の本質を見失ってしまうのです。”

実際、そういう思考から抜け出すことが出来るのか私にはまだ疑問です。自分の好きなことをやって生きていれば自然にお金や人はついてくるものだということなのでしょうが、そこの領域に達するまではやはり人に迷惑をかけてしまうものだと思います。結果的に成功すれば報われますが、そうとも思えないものなので、みんなそこで止まってしまうのですよね。

それで私も離婚して日本に戻って1年以上ずっと、「子どものため」に実家で暮らしています。以前シングルマザーの離婚後の実家での生活の記事を書いたときにも少し書きましたが、私は今の環境が子どもにとって最適だ、とどんなに自分に言い聞かせてもどうしてもオーストラリアを諦めきれない自分がいました。それに気づいて、やっぱりオーストラリアに戻って生活しようと思いました。

最初は子どもも祖父母とはなれて寂しい思いをしても、将来オーストラリアで育ってよかったと、きっと思ってもらえると思います。

実現するかまだわかりませんが、そのために今いろんな準備を整えているところです。

 

宿命と運命の違いについて知ることの大切さ

 

“宿命とは、あなたが生まれたときに決まっていたもの”で両親の健康、才能、経済状況などです。

“運命は、日常生活でつくられている”もので、普段から健康に気をつけている人と暴飲暴食をして不規則な生活をしている人とでは将来の健康状態に大きな違いが出来るのもその人の運命のひとつなのだそうです。

 

宿命とはうまく付き合っていかなければなりませんが、運命は自分の力で変えることも可能です。それを履き違えて、最初から変えられない、どうしようもない、と諦めているものがあれば、それが本当に変えることが出来ないのか考えてみたほうが良いですね。

 

私も「うちは兄弟も多いしお金もないから留学なんて出来ない」と思っていましたが、本当に行きたいと気づき決心すると、少ない資金で実現する方法を見つけ、自分でもびっくりするほどのエネルギーで資金を作り、ワーホリという形で実現することが出来ました。

さらにワーホリから学生ビザに変えるときは高額な学費が必要でした。

これも諦めていましたが、意を決して親を説得し、銀行から教育ローンという形で親名義でお金を借りてもらって実現することが出来ました。

今でもそのローンは返済中ですが、学生ビザでオーストラリアに滞在できてよかったと心から思っています。

「“うちはお金がない”問題」は、もしかしたら解決できるものかもしれません。

 

“最大の不幸は、「変えられるものを変えずに、変えられないものを変えたがる」こと”です。宿命と運命の違いをしっかり認識し、自分の人生設計を間違えないようにしましょう。

 

この記事を読んで興味を持ってくださった方がいらっしゃれば是非きちんと読んで見られてください!

 

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人生の目的~自分の探し方、見つけ方~

人生の目的~自分の探し方、見つけ方~

  • 作者:本田 健
  • 発売日: 2014/12/17
  • メディア: 単行本
 

 

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「安定」を抜け出して夢を追いたいあなた、自由人になる代償と責任に耐えられますか?【書評】

“夢を追いかけるのを忘れて、安定した人生を選んだ人間は、言ってみれば「退屈な人生を生きる終身刑」を自らに課しているのに等しい。”

 

この言葉は本日ご紹介する大和書房出版、本田健さん著のユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』(2004)の一節です。

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本田健ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』(2004)大和書房

 

終身刑と聞くとなんだか怖いですよね。

 

まず最初にお伝えしたいことは、喜びとやりがいを感じながら働かれていてこのままでいいと感じられている方は、この本を手に取る必要はありません。

この本では公務員や会社員など雇われて働いている方や自営業の方も含め、“日常的に仕事をしていなければ、生活をしていけない人”を「不自由人」と呼んでいます。

実際私も含め大多数の人がそれに分類されますし、その人たちが不幸せと言っているわけではありません。多くの人が自らそれを選び、ある程度満足している、もしくは安定を手放してまで「自由人」を目指そうと思わない以上、その人たちにとっての幸せは「安定」なのです。

 

ですが、本当はしたくない仕事をしている、毎日退屈だ、ずっとやってみたいことがある、と思っている方には読んでいただきたい本です。

本当は夢を追い、自分のやりたいことをやって生きていきたいのに、日々に忙殺され「自分を知る」という少し遠回りにみえる作業を怠ったツケは「終身刑」というほど大きいということです。

 

成功しているけれどなんだかつまらない方、お金を稼ぐのが好きな方、お金はあるけれど使い方がわからない方など、「お金がある」人も絶対に読むべき本です。幸せなお金持ちになるための学びがぎっしりです!

 

同時に、お金が増えずに悩んでいる方、毎日忙しくやらなければならないことに追われなら必死にやりくりされている方、会社に働かされてうんざりしている方にも、今まで考えたこともなかったような価値観と人生において大切なことに触れることができるのでオススメです。

 

私も自分のやりたいことはなんだろう、何が出来るんだろうと日々考えているなかで、たまたま図書館でこの本を見つけて読み、今までと全く別の価値観に触れて感動しました。

すごく気に入ったので後から購入したほどです。

 

 

 本の概要

 

さて、本についてですが、著者は、「お金の専門家」として経営コンサルティング会社、会計事務所、ベンチャーキャピタル会社など複数の会社を経営されており、自己啓発本作家として大成功されている本田健さんです。

本田さんがまだ20代のころアメリカで運命的に出会ったユダヤ系の大富豪“ゲラー氏”から教わった成功するための要素を17の項目に分けて書き下ろされています。

 

たまたま出会って親しくなったからいろんな教えを請えたと言うわけではなく、最初に「“私はこの若者が人生で成功するのを心から応援する”と書いた紙に1000人分の書名をもらってくる」というテストに合格したことで成功の秘訣を教えてもらえることになり、さらに途中で「電球1000個を3日で売ってくる」というテストを課されたり、突然無人島に置き去りにされて感情や思考をコントロールすることを実施で学ばされたり、、それを全てパスしていく中で成功の教えを得ていくというストーリーです。

 

とても読みやすく惹きこまれるのであっという間に読めます。

盛りだくさん過ぎて私にはまとめることは到底出来ないので、印象に残ったフレーズをご紹介します。

 

“君が提供したサービスの量と質=君が受け取る報酬額”

 

これは成功することにとても大切でどんなことにも当てはまる法則だそうで、費やした時間や経費、才能・努力とは関係なくいかに与えるかが大切だと書かれています。

また“「給料をもらう人」は「人からもらえるもの」にしか興味がないから、金持ちになれない。”というフレーズに、ドキッとしました。

私も決められた時間内に決められた仕事をして給料をもらうことばかり考えて、自分が何を与えられるかとか、仕事の質を上げようとか、正直あまり考えていませんでした。

そこは反省するところですが、この本ではいくらそれに気づき取り組んでも、会社員や公務員では自分が受け取る報酬額はほとんど変わらないので、自由人として上の法則のように成功することが薦められています。

 

“すべては自分がとった立場で決まる。”

 

ゲラー氏は、世の中には、自由な人と不自由な人、二通りの人間しかいないと明言していてるのですが、それを「選べる」ということがびっくりというかすんなり納得は出来ませんでした。貧しい人は自由人なんて選べるわけない、と思いましたが、お金がない人でも自由人になることを選ぶと決めたらそれに向かって突き進むということだと思います。

選べるのであれば当然「自由人」が良いように思えます。それで「会社を辞めて自営業に!」と考える人も多いのではないでしょうか。

ですが、自由人には自由人の責任・代償があり、それに耐えられるかどうかを考えるべきだということも書いてあります。

人によっては普通の人生を生きたほうがよっぽど幸せだということもあるのだそうです。

 

ちなみに自由人と不自由人の定義は簡単に言うと以下のような感じです。

自由人:

経済的、社会的、精神的に独立していて、その人個人が考えるとおりに人生を生きている人

不自由人:

経済的、社会的、精神的に誰かに依存していて、自分は誰なのか、自分が何をやりたいのかも知らないし考えようともしていない人

 

“お金には法則があるのだよ。残念ながら普通の人の多くは、その法則の存在すら信じようとしない。お金には厳格としたルールがある。それはテニスやバスケットボール、ベースボールにルールがああるのと同じなんだ。おもしろいのは、学校では一切お金のルールは教えない。理科、社会、算数のように、社会に出てもあまり役に立たないものは十二年もカリキュラムをつくって教え込むのに、お金に関しては一時間も割かないのは、なぜだろうね”

 

これは本当に本当に同感!私もお金のルールを知ってから、どうしてこんな大切なことみんな知らないんだろう、なんで学校で教えてくれないんだろう、と思いました。

私はまだお金のルールをちゃんと理解しているわけでもないし、こんなこと書きながら貧困から抜け出せていないシングルマザーです。でもこういうお金のことを人に教えられるようになるのが夢です。

自由人になる選択をする人が少ないとしても、きちんと理解し考えた上で選択出来たほうが、納得して幸せになれると思います。

 

“ほとんどの人間は人生を良くしたいとは考えていない”

 

人のために良かれと思って行動したり、こんな考え方を教えてあげたくても、みんながそれを望んでいるわけではないということを受け入れることが大切なのだそうです。

私もこれは気をつけないといけないと思います。

みんなに幸せになってもらいたくて話をしても、みんなに理解してもらうことは出来ないし幸せの定義も人によって違うから押し付けてはいけないですね。

“人はそれぞれベストな人生を送っていると信頼してあげることだよ。”という言葉もぐっと来ました。自分には自分の価値観があって理想の人生があるけれど、それは人それぞれですもんね。

『ぽつんと一軒家』とか『こんなところに日本人』とかを見ていると、狭い世界で細々とでも自分たちらしく幸せに生活している様子に、感動したりもします。

いろんな人生があって、いろんな幸せの形がありますよね。

 

“君が成功しようと思っても、周りの人間は成功してほしくないと考えているわけだ。もちろん、心のそこでは家族や友人はみな君の幸せを願っている。ただ、彼らと君の幸せの定義が若干違っているだけだ。彼らは、君が変わらないで普通に生きたほうが幸せになれると信じている。”

 

これも同じように、価値観が違うがゆえにすんなり受け入れてもらえないことがありますよね。身近な人がビジネスなどに反対するときは大体こういう感情なのでしょうね。

私も大学を休学してワーキングホリデーに行くことを決意したときに、私を思って反対してくれた人がいました。知らない人があれこれ言うのは気にしないとしても、そういう人たちはあなたのことをとても考えてくれているので、反発する前にお礼を言いたいですね。

そして話してもわかってもらえなくても、感謝しながら自分のやりたいことを貫きましょう。あなたが頑張っている姿を見たらいつか応援してくれます。

 

まだまだ書き足りませんが、興味を持ってくださった方は是非読んでみてください!

 

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ユダヤ人大富豪の教え

ユダヤ人大富豪の教え

  • 作者:本田 健
  • 発売日: 2003/06/19
  • メディア: 単行本
 

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離婚直前のワンオペ育児の実情。海外ワンオペは大変だけど楽しい!

こんにちは!ひなです。

 

今回は離婚直前にオーストラリアでワンオペをしていたころの生活を思い出して、これから日本・海外問わずワンオペを頑張る人、これから様々な事情でワンオペになりそうな人の参考になればいいなと思います。

 

 

ワンオペをしていた理由

 

出産直後からたまたま仕事が忙しくなった(らしい)元旦那が平日は深夜帰宅になり、土日も朝から19時くらいまでになりました。しかも週2,3日のペースで泊まりでした。

もともと自営業なので仕事で休みは月1日もない人でしたが、それでも昔は泊まりなんて一切なかったし、深夜帰宅が続くこともなかったんですけどね。

そんな感じなので家にいるときは疲れて寝ているかパソコンをしているかで、子どもにも関心がありませんでした。

なので私は生まれたばかりの我が子を抱え完全ワンオペに励むこととなりました。

 

0歳児ワンオペ生活

 

書くまでもなく、ワンオペは大変ですよね。経験者はもちろん、経験したことない人にも想像に難くないと思います。完璧主義はNG。だいたいで良いと思っておかないと病みますよ。

 

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家事はどうしていた?

私はルーティンなど全然気にしていなかったので、子どもの気の赴くままに付き合ってあげていました。月齢の低いときは特に家事はやっつけでやっていて、家事は夜完全に寝てからまとめてしていました。洗濯は2,3日に1回でしたし、掃除は子どもがご機嫌に一人遊びをしている時に出来るときだけしていました。掃除機も週1くらいしかできてなかったです。

 

買い物は?

車がなかったので、トラム(路面電車)で子どもをつれて行くことが多かったです。基本はベビーカーでしたが、抱っこ紐で行くときもありました。あまり荷物が増えると大変なので最低限だけ。

米やオムツなど重いもの・かさ張るものはスーパーマーケットのデリバリーを使っていました。配達料は1回$14(約1200円)でしたが、車なしで子ども連れで買って帰るのは無理なのでやむなしでした。

トラム乗るときは必ず誰かがベビーカーあげるの手伝ってくれるし、時には自分から「誰か手伝ってくれませんか?」って助けを求めることもありました。親切な国民性が大好きでした。

日本ではそれも難しいのかなと思います。歩いて買い物に行ける距離に済んで配達頼むしかないですかね。。

 

自分のご飯は?離乳食は?

基本は夜子どもが寝てから作り貯めていました。と言っても鍋とかシチューとか、何度も食べれるものを。

そしてとにかく野菜や果物など火を通さなくても美味しく食べられるものを買っておいて、授乳中や手が空いたときにかじっていました。

特にディップでにんじんを食べるのにハマって、毎日最低1本は生のにんじんを食べていました。笑

体に悪いものは食べないようにしていましたが、自分の食べるものにはあまり気を使ってなかったですね。

子どもの離乳食も夜に作り貯めることが多かったですが、子どもには栄養バランスを考えてちゃんと作ってあげたかったので、間に合わないときは子どもを抱っこしながらとか、お昼寝中とか必死に作っていました。

ちなみに私は完母だったのでミルク関係の作業はありませんでした。

 

沐浴・お風呂は?

私の場合、道具は大きく3つ。ベビーバス、大きめの洗面器(小さめのたらい?)、ベビースウィングです。

ベビーバスの中で石鹸を使って洗って、お湯を張った洗面器に移してキレイに流して、バスタオルを広げて準備していたベビースウィングの上にあげて拭く。

1歳になっても一緒に入ることはせず、沐浴スタイルを貫きました。

 

沐浴中にうんち飛ばされたこともあったなぁ。一人でパニックになりながらうんちをお湯で流し、ギャーギャー泣く子をバスタオルに包んだままうんちまみれの自分の服を着替えて、、みたいなこともありました。

ワンオペにはこういうこともつきものですよね。

オーストラリアではそれが主流だったというのもありますが、まだ立てない子と一緒に入ると子どもをあげてくれる人がいないので寒いしめちゃめちゃ大変だと思って勇気が出ませんでした。

 

お昼寝タイムは何してたか

その時期はよく吐くしうんちも漏れるので、その汚れ物をもみ洗いしてる記憶が濃いですね。そしてすぐに食べれるものを食べておなかを満たして、できるだけボーっと座って休む。

そしてすぐに目を覚まして抱っこですね。

 

子どもとどんな風に過ごしていたか

ひとり遊びより結構抱っこしている時間が長かったですね。

抱っこしながらじいじ・ばあばとLINEでビデオトークしたり、ベビーカーでのお散歩が好きだったので天気が良ければ1日2回くらいお散歩に行っていました。大きくて素敵な公園が近くにあり、同じくらいの子どもがいるお友達が近くに住んでいたので、お互いお散歩のときは声を掛け合って、タイミングが合えば行くし寝てたり疲れてるときは気軽に断れるとっても気軽でいい関係でした。よく公園にシートを敷いてごろごろしたり、子供たちが寝ると近くのカフェに入っておしゃべりしたりしてました。

 

ねんねは?

お昼寝は抱っこでどうにか寝せて、調子が良ければベッドにおける、調子が悪ければ抱っこしたままソファーに座って、ただただボーっとしたり私も座ったままうとうとしたり、そんな感じでした。

夜はとってもスムーズで、”夜モード”と私は呼んでいたのですが夜モードに入るとベビーベッドにおきっぱなしにしていると一人でにこにこしたりあうあうしゃべったりしながら、いつの間にか寝てくれていました。お昼寝との差がすごいですが生後6ヶ月くらいまではそんな感じでした。

6ヶ月くらいに日本に一時帰国している間に一緒に寝る習慣がついてしまって以来、一人で寝ることはなくなってしまいましたが、それまではベビーベッドで一人で眠っていました。

 

完全ワンオペをしていたときは大変ながらも充実していました。

 

元旦那は家賃は払ってくれていましたが、食費や生活費をもらったことはなかったので、出産前に仕事をやめてからは貯金を切り崩して生活していました。なので経済的にもワンオペ生活もものすごく大変でした。

眠たくても寝れないし、夜に代わりに抱っこしてくれる人も、自分のご飯を作ってくれる人もいません。子どもなしで出かけることはもちろん出来ないし、オーストラリアの保育料は日本とは比べ物にならないほど高く、働くことも考えられませんでした。

 

でも思った以上にわが子が可愛く育てやすい子だったこと、ママ友や信頼できる友達がまわりにいたおかげでとても自分らしく楽しく生活していました。

「何か必要なものあれば買って来るよ~」とか、「ご飯買って行くから一緒に食べよう~」とか、「ベビーカーでお散歩連れて行くからその間少し休みな~」とか声をかけてくれる友達が数名いてくれたことが本当に本当に助かって、嬉しくて、どんなに支えられたかわかりません。

オーストラリアの国民性も大好きで、街も大好きで、一歩お散歩に出れば大好きな世界という環境が精神的にとても良かったです。

 

くたくたでも自分のペースで出来るのは気楽

 

国の違いはさておき、私が言いたいのは大変でも、便利じゃなくても、自分らしくいられる環境はとっても大切だということです。

この記事を読んでくださっている方がシングルマザーの方でも、旦那さんが忙しくワンオペを頑張っている人でも、手を抜きながら出来る範囲でやって、今しかない時間を少しでも楽しんで下さい。

ひとりでやっていくことはとても大変ですが、一生懸命頑張っていれば助けてくれる人が現れます。上手に周りに頼っていいんです。

友達は家族とは違うので、お願いできることには限りがありますが、それでもその人の存在だけで救われることが多々あります。

 

シングルマザーのワンオペ・自立生活はいいことも多い

 

もしシングルマザーや離婚を控えた方で実家に戻るかどうか悩んでいる人がいればお伝えしたいですが、毎日の生活を自分と子どものペースで出来ると、かなりストレスが減ります。家族が多いと助かる分、気も使います。「この時間にお風呂に入りたいけどあまり早く沸かすと他の家族に迷惑がかかる」とか「ご飯を食べるときはテレビを消したい」とか「食器洗いは寝る前にまとめてしたい」とか細かいことですが、こういったことが自由に出来ないことが積み重なると、意外と苦しいものです。

実家では常に誰かがいる「少しオン」状態でそれはそれできついのですが、ワンオペのときは一人になれるのでオン・オフがはっきりするのです。

 

ワンオペで頑張る全ての人に

 

専業・パート主婦でも、シングルでも、ワンオペで頑張る全てのママに敬意を持って拍手を送ります。

シングルで子どもに寂しい思いをさせているかもと思う人もいるかも知れませんが、子供は頑張っているあなたのことをちゃんと見ています。忙しくても愛情を注いでいれば大きくなったときにちゃんと理解して、お手伝いをしてくれたり母親思いのいい子になると思います。実際にそんな環境で育った友人・知人はとてもしっかりした気配りのできる人が多いです。なので自分に誇りをもってください!

でももし周りに頼れる環境があるのに意地を張って一人で頑張っている人がいたら、周りに頼る方が子どもにとってもいいかもしれませんよ。自分でしっかり育てるべきだ!と思い込んで無理しているのであれば、ワンオペは合っていないのかもしれないですね。

母親がストレスが少ない環境が子どもにとってもいい環境です。

実家暮らしも楽ではありませんが、選べるのであれば自分に合う生活スタイルが絶対に良いですから、無理しないで下さいね。

 

私も今は実家暮らしをしていますがワンオペをしていたころが恋しいです。自立した生活が恋しいのかオーストラリアが恋しいのか友達が恋しいのかわかりませんが、今はとりあえず自立に向けて頑張ります!

皆さんも一緒に頑張りましょう!

海外生活に憧れはあるけど自分には大した目的もないし、お金もないし、行けるわけない?決意から1年で大学休学・ワーキングホリデーを決めれたわけ。

 

「行って何するとね?」「お金かかるとよー。」「あんたに出来るわけなかたい!」

 

いきなりバリバリの長崎弁で失礼します。

あえて、私の周りでよく聞こえる言葉で書かせていただきました。

 

 

留学・ワーホリに関わらず、何か大きな決断をするときや新しいことを始めるときに親や周囲からこんな否定的なことを言われたことがある人もいるんじゃないでしょうか。

小さいときから「うちはお金ないから」「特別な才能もないから」と決まり文句のように刷り込まれ、自分には特別なことは出来ないと思い込んで育ってしまった人も多いんじゃないかと思います。

 

私もその一人です。うちの場合はそんなに否定的な言葉で言われていたわけではありませんが、高校・大学の受験の際もうちはお金がないから進学は家から通える国公立でと言われ、私立は滑り止めも受けませんでした。

テレビでいろんな世界・分野で活躍している人を見ても自分たちとは別世界の話で、「特別な人たち」と「自分たち庶民」と分けて考えているようでした。

当時はそれで納得していたし、地方では国公立のレベルはそこそこ高いので落ちないように必死で勉強して敷かれたレールの上を順調に歩き優等生をやっていました。

 

海外に住むのは特別な人に許された特権だと思っていた。

 

さいころから海外に漠然とした憧れがあって、親に頼んで小学生のときから一人で英会話教室に通わせてもらって英語が好きな子どもでした。

その当時はまさか将来留学したいと言うことになるとは親も私自身も思いもしませんでしたが、安くない月謝を払って通わせてくれたことに本当に感謝です。

 

そして大学も国際交流系の学部に進み、同じように海外志向の高い人の輪に入りました。そこではすごい人がたくさんいました。地方の公立大学ではありましたが英語が上手な人がわんさかいて、海外留学経験がある人もいて、お金持ちの人もいて。その中で私も海外志向がさらに高まりましたが、逆に「私なんか海外に行けるレベルじゃないな」とか「皆と比べたら別に英語上手でもないな」とか自分の能力や価値が低いように思えました。

それにお金もかかるし、うちは下に弟がまだ3人もいるし、無理無理。そんな感じでした。

 

夢を口に出すと協力者が現れる。動き出すとどんどん情報が入ってくる。

 

大学3年生になるときのゼミを選ぶ際、ずっと興味があった経済・経営に詳しい先生につきたいと思い、面談に行ったのですが、その教授との出会いが私の人生を大きく変えました。。

そのときその教授は私のことをいろいろ聞いてくださり、「お金も明確な目標もないので無理ですが海外で生活してみたかったです」みたいなことを話しました。すると当時の私にとって衝撃的な言葉が返ってきました。

「何言ってるんだ?好きなことやるのに理由なんていらないよ!やりたいことやってみるなら大学生の今が最適だ!漠然とした夢や憧れを自分の目で見て体験して来い!」

話している中で、もう今までの固定観念というか、私の中の常識がひっくり返され、世界がとっても輝きだしたことを覚えています。

 

夢を追うにもお金が要ります。

 

海外で生活してみたいという夢を実現すべくリサーチしている中で”ワーキングホリデー”という制度を知りました。

留学となれば「学生ビザ」を取得し学校に通わなければならないため莫大な学費がかかりますが、ワーホリであればの学費が必要ない上、現地で働きながら生活費が稼げる。それなら頭金だけ貯めれば行ける!!

それを知ってからは夢が現実的になってきて、もう夢中で駆け抜ける日々でした。

今はネットでたくさんの情報が手に入るので、貯金ゼロでワーホリを決行した人のブログや海外での仕事探しのコツ、海外でのやりくりなど、調べれば調べるほど自分にも出来るような気がして自信がついてきました。

 

大学3年生で授業は多くなかったので、飲食店のバイトと家庭教師のバイトを掛け持ちし、さらに教授が雑用のアルバイトをたくさん下さり、授業の合間にもお小遣い稼ぎが出来ました。

教授は無責任にやってみれば?と口で言うだけではなく、実際にたくさん協力してくれました。それも本当に助かりましたし、本気で応援してくれて嬉しかったです。

親も最初は思いもよらない私の決断に戸惑っていましたが、私が目をきらきらさせて必死に働く姿を見て、何も言わず応援してくれました。

 

そこからはあっという間でした。

本当にやりたいことだったので、本来タフじゃない私ですが授業とバイト掛け持ちも全く苦にならず、もともともらっていた奨学金も合わせて貯金し1年弱で約70万円の資金を作ることに成功しました。教授と出会いワーホリを決意してから1年後、その資金でワーホリに出発することが出来ました。

 

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The Royal Exhibition Building

休学してワーホリに行くと就職活動に不利?

 

これもよく言われますよね。遊んでたんでしょ?とか。

確かに会社によっては不利になるかもしれません。就職に響くと嫌だからやめとこうって思う人は本当にやりたいわけではないんだろうからやめといたらいいと思います。

とてもお世話になっていた別の教授からは、ワーホリを大反対され、「あなたならストレートでいい会社に就職できるのに」「ワーホリ言ったってアジア人に囲まれて暮らして結局変な英語しか身につかないんだから」と私のために必死で説得してくれました。

でも海外経験を評価してくれる会社はたくさんあるし、そもそもワーホリ期間どう過ごすかは自分次第です。

ただただ海外でのんびり生活するのもワーホリの醍醐味ですし全然ありですが、就職を見越しているならそれを視野に入れて行動すればいい。

いろんなことに挑戦したり、自分なりに行動した内容を評価してくれない会社にしがみついて就職する必要なんてあるんでしょうか?そういう会社では自分らしく働けず辛い思いをする可能性も高いです。自分を認めてくれる会社を探す、くらいの気でいましょう。

 

好きなことをすることに理由も才能も必要ない

 

この言葉は今でも私を突き動かしてくれています。何のために生きているのか。いい就職をしてそこで一生コマとして働かされるために生きているわけではない。自分らしく生きるために働くけれど、ただ生きがいもなく生活して繁殖して寿命を迎えて死ぬのは嫌。

私はきっかけをくれた教授に出会えて、海外に行く夢を実行に移すことが出来て本当に良かったです。それがめぐりめぐって、私は結婚して海外移住するに至りました。もう離婚しちゃいましたが(笑)まだ永住権があるので、海外で暮らすという夢は途絶えていません。今はたっぷり力を貯めているところです。

やる気があれば、貯金も目的を持って頑張れるし、現地でも楽しくしっかり働いて生計を立てることが出来ます。

 

まずはあなたの思いを口に出してください。きっと誰かが手を差し伸べてくれます。

色々調べてみてください。必ず道があります。

 

この記事が、誰かの背中を押す「私の教授」のような存在になってくれるととても嬉しいです。

 

子連れ離婚した後の実家への出戻りは実際どう?実家暮らしは楽だけど楽じゃないよ。

 

晴れて(?)シングルマザーとなり日本に帰国してから1年3ヶ月が経過しました。

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これから離婚を考えておられる方の参考になればと、離婚後実家に戻ることを選んだ私が実際にどんな生活をしていてどんな思いを抱いているのかを書きます。

 

 

現在の私の状況

 

・離婚当時の子どもの年齢1歳1ヶ月(現在2歳)

・親が歓迎してくれている

・フルタイムで働いている

・養育費なし(約束はあるがもらえない)

 

なぜ実家を選んだのか

 

最初から書くのはあまりに複雑なので簡単に書くと、当時出産を機に仕事を辞めていた私にとって経済的な不安があったことと、自分が体調を崩すことも多いため何かあったときが不安だったことが大きいです。特に当時私は海外に住んでいたので、一度日本に戻って家族のそばで子育てをしようと思いました。

実は最初はそれでも大好きだったオーストラリアに残ろうとしていたのですが、離婚の直前に体調を崩して入院(日帰りで済みましたが)したことがダメ押しになりました。

 

日本に戻って落ち着いたらアパート借りて自立しようと思っていましたが、やはり経済的にそう簡単ではないですし、子どもとの生活を楽しんでくれている家族はわざわざ出て行くことも反対気味で、まだ実家にお世話になっています。

 

実家での子育ては実際どうか

 メリット

離婚・帰国後、両親にあたたかく迎えてもらい実家暮らしを始めて、生活は格段に楽になりました。

何もかも一人でやっていた生活から、仕事から帰ってくるとごはんができていて、家事もほとんど母がしてくれて、同居している就職を控えた弟と中学生の弟がとても子供をかわいがってくれます。

 

ここにいれば仕事に集中でき、路頭に迷う事もなく、子供に向き合える時間も増え、子供もたくさんの家族に囲まれて心豊かに育つでと思いますし、親も「一番かわいい時期に孫と一緒に住めてうれしい。自分たちだけで生活するのは大変だからうちにいなさい。」と言ってくれてとても恵まれています。

本当に感謝してもしきれません。

 デメリット

一度家を出てしまえば、実家であろうとそこは「自分の家」ではありません。

家族のペースで、親のルールで動いている生活に合わせていかないといけないし、ひとりでゆっくりできる空間はありません。

誰かが子どもと遊んでくれていても、具合でも悪くない限り私が別の部屋に行って休むことには引け目を感じるし、子どもが寝ているときも母がせわしなく動いていればのんびり休むことはできません。

助かっている分と天秤にかければ圧倒的に助かっているので、それくらい我慢しなきゃと思うし、わざわざ文句を言うほど大きな問題でもないのがまた、自分を苦しめます。

 

総合的に、実家暮らしを選んでよかったと思うか、と聞かれれば、答えはYES!

日本に帰ってきたばかりの自分にとって、まだ1歳になったばかりだった子どもにとって、実家に変えるという決断は間違っていなかったです。精神的にも体力的にも経済的にも本当にいいです。

 

ただ、ずっと実家で暮らしたいかといわれると、答えはNO!

新しい仕事にも慣れ、子どもも2歳になり、そろそろ気持ちに余裕が出てきました。

今の生活は大変助かりますが、自分らしくないし窮屈に感じることも多いので、経済的に余裕が出来たら自立したいと思っています。

 

ですがフルタイムで働いてもやはり「シングルマザーの貧困」は手ごわいものです。

今の仕事は給料はそれほどよくありませんが、土日休みで残業もなく子どもが熱を出したときも休みやすいので、収入を上げたいからとただ給料がいいところに転職するというのは現実的ではありません。

そう考えるとシングルマザーにとって働きやすい職場はまだまだ少ないです。地方はなおさら。

なので、色々考えて、計画して、いつか自立して暮らせるように頑張ろうと思っています。

 

実家暮らしって甘えてる?

 

実家にいると、「実家にいると楽でいいでしょー!」とかそれに近いことを言われることがよくあります。ほとんどの人が悪気なく言っていると思いますし、「本当に助かってますー」と答えますが、内心すごく悔しいですよね。

確かにワンオペのときと比べると格段に楽だし、自立できない自分を情けなく思うこともあります。

 

でも楽したくて実家から離れないわけではないのに。

早く自立したいけど、収入も少ないなか奨学金や留学ローンの返済もあって、子どもの貯金もしたいし、ひとり親だから何かあったときの保険もかけておきたい・・・みなさんそれぞれいろんな事情があるんです。

それに、同居のストレスや葛藤もあるなかで、いろんな思いを飲み込みながら子どものために頑張っている人も多いです。

だから実家暮らしと聞いて安易に「いいな~」とか言わないで欲しい!と私は思います。

家族のサポートが欲しくてもそれが得られない人もたくさんいる中で恵まれていることは確かなんですけどね。

 

実家暮らしは子どもにとって「最善」

 

実家暮らしをしていて、親に頼ってばかりで甘えている、自立しないといけない、と悩んでおられる方がいらっしゃれば、そのままでいいんです、と伝えたいです。

家族が幸せそうであれば、あなたは親孝行をしているのです。先に書いたように子供にとっても最善の環境を与えることが出来ているのです。実家で家族に合わせながらみんなの幸せを守っていらっしゃる方は本当に素晴らしいです。自信を持ってください。

 

ただ、もし思い込みでなく本当に家族に迷惑が掛かっていたり、実家にいるせいで実際に何かが良くない方向に進んでいると思うのであれば、問題解決法を考えたり自立の計画を立てたりする必要はあるでしょうけどね。

 

長々書きましたが実は私は自立を目指しています

 

私は、自分自身が自分らしく自由に生活したいがために、せっかく与えられている子どもにとって最善の環境を手放してでも自立したいと思っています。

実際に私が思う「子どもにとっての最善生活」は母親がハッピーに生活していることだと思います。

家族の助けを借りながらゆとりを持って生活することがハッピーならば実家暮らしをオススメします。

生活は大変でも自立して自分らしく自分のペースで生活することがハッピーなら、自立を目指すことをオススメします。

 

自分にあった生活スタイルで実家暮らしにするか自立を目指すかを選んでみてください!

ご参考になれば幸いです!