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シングルマザーでも自分の好きな人生諦めない!

やりたいこと、好きなことがわからない人でも自分の気持ちや進む方向を常に把握できるようになる!【書評】

進学や就職を決めるとき、

自分はなにがしたいのかなぁ?

本当にこの方向に進んでいいのだろうか?

などいろいろ考えると思います。

 

そんなとき、どんな風に決断していますか?

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進学をするときは親や先生のアドバイスに従ってなんとなく決める人も多いでしょう。

就職の際は自己分析をしたり、業界研究をしたりして自分の適性ややりたいことを必死で探す人が多いと思います。

自分探しの旅なんていうのも私は好きです。

 

勧められた道を進んだり、敷かれたレールの上を進むのはもうイヤだ!

自分で選んだ道を進みたい!と思い、せっかくいろいろ考えて決めてみても、自分で決めて進める人は意外と少ないと思います。

 

実は私も大学までは親と先生に従ってきて、今はずっと自分の好きなことは何だろう、何が出来るんだろうと自分の気持ちと理論やデータをもとに考え続けているタイプです。

なんだかいろいろ考えてみても本当に進みたい道がはっきりせずにここまできました。

 

私のように頭で考えて、わからなくなっているあなたに、あなたの本当の気持ちを引き出し、あなたが「幸せ」になる方向へ導いてくれる「自分自身」からの信号の受け取り方がわかる本をご紹介します。

 

それがこちら!

ゼン・クライア・デブラック著・本田健『一瞬で「自分の答え」を知る法 本当にやりたいことを見つけ、行動するためのヒント』(2017)徳間書店

一瞬で「自分の答え」を知る法: 本当にやりたいことを見つけ、行動するためのヒント

 

 

著者・訳者

 

著者のゼンさんは、サンフランシスコ在住でインスピレーション・コーチとして本書で解説されている「内なるガイド」の使い方を何百人という企業リーダーに伝授し、企業化・経営者としても成功されており、また、インターネットコンサルティング企業であるザ・ネットキッチンの元CEOでもあります。

 

彼女の著本を翻訳したのが、私の好きな著者の本田健さんです。

ゼンさんと本田さんは仕事の会議で知り合い親交があったようで、ゼンさんの本の出版を聞いた本田健さんが自ら翻訳を申し出たということです。

本田さんがそこまでされた本ということで是非読んでみたいと思い手に取りました。

 

概要

 

この本で書かれているのは、生まれながらにして誰もに備わっている、自分を幸せに導く「内なるガイド」の使い方です。

音や身体に集中し、禅を組み、いかに自分に向き合い、問いかけ、感じ取るか、という少しスピリチュアルな要素があります。

自分自身への問いかけるのですが「何がしたいの?」という5Wの質問ではなくどちらかといえばYes/Noの質問です。

「これをやってみよう」という思考に「内なるガイド」が「開く」か「閉じる」かで進むかやめるか、または待つかなどを判断するようにするという内容です。

 

つまり論理や理性ではなく動物的な勘(直感)を大切にするということなのですが、普段から使って感覚を磨いていかなければ鈍ってしまいその直感を正しく使ことができません。

そのための使い方・トレーニング方法もしっかり書いてあります!

 

“自分にとって何が大切かは、身体が、そして、心が知っている”

 

本当にやりたいこと、好きなことに対しては心はワクワクし、身体は体温が上がって楽しい気分になります。逆に、自分のやりたくないこと、イヤだと思っていることには、気分が重くなったり苦しくなったり心も身体も拒否反応を示します。

前者が本で出てくる「開く感じ」、後者が「閉じる感じ」に似た感覚です。

この信号を発しているのが「内なるガイド」で、“あなたとあなたの周りの人に最高の人生の送り方を示す”役割があります。内なるガイドを信じて従うことで「安定」ではなく「あなたにとっての幸せ」を手に入れることが出来ます

 

これを呼んで別れた旦那と結婚を決めるときの不思議な感覚を思い出しました。

実は私はいろんな事情で結婚したくなくて(笑)何度も別れ話をしていました。

ですが別に彼のことを嫌いなわけではなかったので、煮え切らない私を元旦那がすごく情熱的に説得してくれて、流されるように結婚したのですが、私の心からはSOSが発されている状態でした。結局離婚に至ったのでその心が発する警告が正しかったといえば正しかったです。直感に従うべきだったのかもしれません。

それでも結婚にうなずいた理由は、彼と結婚すればオーストラリアに住み続けられるという思惑が頭の中の大部分を占めていたから。つまり理性で決断したわけです。

あ、断っておきますがビザ目的で結婚したわけではなく、当時は本当に彼のことが好きでしたよ!ただ、好きだという気持ちだけで結婚するのは違うかも、という感じだったのです。

もし内なるガイドの警告に従って結婚していなければ、もっといい相手にめぐり合っていたかもしれないですが、大好きなオーストラリアの永住権を得ることも出来ませんでした。

結婚している期間はそれなりに幸せでしたし、子どもが産まれなければずるずるとぬるま湯につかっていたと思います。

正直まだ何が正しかったとはいえない状況ですが、内なるガイドを無視してしまっても、改めてきちんと耳を傾ければいつでも幸せのルートに戻ることが出来るのではないかと思います。事実私は全く後悔していません。

 

「閉じた」ときはシンプルに逆の考えをしてみる

 

例えば「新しい仕事を探さなければならない」と考えて「閉じた」ら、逆に「新しい仕事を探す必要はない」と自分自身にいってみる。それで「開いた」ら、なぜ新しい仕事を探そうとしていたかもう一度考えてみると成功の可能性が高い道が見つかっていきます。

一時的に辛い時期から逃れたかっただけかもしれないし、何か勘違いをしているのかもしれない。

もし逆のことを言ってみても開かなければ、想像力を働かせ、「自分にとって開く仕事」を考えてみましょう。同じ会社の違う部署かもしれないし、今まで考えていたものとは違う業界かもしれません。

 

本気で何かに向かっているときって、自分の中から沸いてくる不の感情や別の誘惑などに負けないように必死に集中しようとします。その感情に逆らうことに「開く」感じがしていればそれでいいのでしょうが、もし気持ちが重く「閉じる」感じがしたら、無理して進むべき道ではないのかもしれませんね。

その見極めが難しいところです。でも、そのトレーニングも載っていますので参考にしてみてください。

 

「はっきりしない感じ」を受け取ることもある

 

内なるガイドはYes/Noを判定するシステムというわけではなく、どちらかというとコンパスのようなもので、「はっきりしない感じ」も内なるガイドが送ってくるシグナルのひとつです。

この「はっきりしない感じ」を受け取る原因は3つあります。

  • どの方向に行くかまだ考えきれていない
  • 今、あなたが考えていることに対して、内なるガイドが送るべきメッセージを持っていない
  • 一度に多くのことを考えすぎているために、内なるガイドがどの考えにメッセージを送ればいいのか迷っている

 

その「はっきりしない感じ」を抜け出すためにも、何か行動してみることが大切です。内なるガイドは常に作動していますが立ち止まっていると反応しにくいそうです。どちらに進んでいいかわからなくても、少しでも行動して内なるガイドの反応を見ましょう。

ただただ考えていても自分も混乱してしまいますしね。

 

私は基本的に色々計画を練ってから行動したいタイプなのでスッとは入ってきませんが、まず行動してみることが大切ということはいろんな人から言われていることなので、行動しながら内なるガイドを活用できるようになりたいと思います。

 

内なるガイドを信頼しきる

 

内なるガイドには予知能力的な要素もあるようで、例えば「とっても行きたいイベントにやっといけることになったのに、「閉じる」感じがして、内なるガイドを信じて行くのをやめたら当日子どもが高熱を出して学校を早退してきた。こういうことだったのか!」というような内容だったのですが、それに関しては、霊感でもあるのでは?と個人的にはちょっと信じられていないです。

でもそこから感じたのは、内なるガイドから送られてくるメッセージが気に入らなくても、信じられなくても、信じて従うことが必ずいい方向に導いてくれるということです。従いたくないメッセージに従うレッスンも、本の中でかかれています。

 

自分の心の声を聞いて直感で行動することの大切さや、それが自分の人生をいい方向に導くということはとっても納得。

私も自分に問いかけることは多かったですが、理論やデータを並べて考えることが多かったので、もっと自分の内なるガイドを意識して自分と向き合おうと思いました。

 

この本は自分の好きなことを見つけるための具体的な方法やノウハウ・実践的なことを求めている方には少し違う内容となっています。

ですが自分と対話して内なる声に耳を傾けるということは、自分の納得できる選択をしたい、幸せな人生にしたい全ての人が意識すべきことだと思います。

 

詳しく見てみたい方はこちらからどうぞ!